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百合オタクは、腐女子に比べてまだ一般的な語彙ではないかもしれません。
このコラム記事では、百合を好むオタクについて説明をしていきます。
もしよろしければご覧になってください。
・百合とは
百合とは、女性同士での恋愛模様(およびそれに萌えること)をさす言葉です。対義語としては薔薇(男性同士の恋愛)がありますが、どちらかというと薔薇よりBLのほうが一般的です。
百合を好むオタクは、基本的に世界の中に自分が入り込むことを嫌います。よく、「百合の間に挟まる男」と揶揄されるシチュエーションがあります。これは、百合作品に見せかけた表紙で、途中から男性が乱入してくる展開のことで、百合を好むオタクはこれを唾棄します。
このように、作品の世界観と彼女らの世界に干渉したがらない傾向が、百合のオタクにはあります。
こんな傾向があるよ!
ファンタジーとしての百合
百合のオタクは、百合のことをファンタジーだと理解しています。そのため、現実で仲のいい女性同士を見かけても、それを見て百合だと判断することは稀です。
また、こちらも腐女子同様、趣味と現実は分けて考えているので、百合を愛でつつ自分の恋愛も追いかけていくことができます。
また、そっとしておくという性質上、仮に目の前で萌えるような出来事があったとしても、じっと見つめたりはしません。その場を壊さないように、そっと去るだけです。
百合のオタクは、仲良く接する分には基本無害です。あまり自己主張をしない方が多いので、もし百合のオタクにアプローチしたいときは、リードするように動くとうまくいくかもしれません。
観葉植物になりたいオタク
百合オタクを表す言葉に、「観葉植物になりたい」というものがあります。これは、世界観をできるだけ壊さない形で、それでも近くで尊い光景を見ていたいと思う百合のオタクの感情が現れた言葉です。
BL好きの腐女子にも同様にみられることがありますが、どちらかというと百合オタクのほうが多い気がします。
彼らはとにかく、自分が入ることによる世界観の崩壊を危惧しています。
これは、夢女子(夢男子)と対照的です。夢女子は、自分を作品の中に登場させ、自分が作中でキャラクターと結ばれたいという願望を持つ方々です。
そのため、自分は全く絡みに行きたくないという百合のオタクと真逆の存在であるといえるでしょう。
少しずつ心を開いていこう
先述の通り、百合のオタクは自分が尊い世界に入ることを嫌います。
そのため、どちらかというと自分に重点を置かない人が多い印象を受けます。
百合オタクにアプローチするときは、優しさを見せて「自分の世界に入ってきてもいいよ」というアピールをするのもいいかもしれませんね。
彼らはシャイなので、照れてしまうこともあれば無口になってしまうこともあります。それでも、少しずつ心を開いてもらえるようになれば、きっとあなたの知らない世界の話が聞けると思います。
彼ら自身がマイノリティであることを自覚しているため、あなたの趣味が何であろうと認めてくれるかもしれません。そんな百合好きと一度話してみてはいかがですか?
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