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BLは、特に偏見を受けやすい趣味嗜好です。そのため、その方面に全く興味がない方からは異質な目で見られることがしばしばあります。
しかし、彼女ら(彼ら)も現実とフィクションの区別ができている方がほとんどです。
それでは、BLオタクについて見ていきましょう。
・ナマモノかどうか
・誰でもいいというわけではない
・ファンタジーとしてのBL
・BLが夢の一つの形である理由
相性のいい趣味もある
内容に入る前に、まずBL(ボーイズラブ)とはどのようなものかを考えてみましょう。
近年ではかなり一般的に扱われるようになった語彙です。
BLは、男性同士の恋愛模様に対する萌えと定義することができます。
古くはやおい(やまなしオチなし意味なしの略)と呼ばれていました。
BLに関する漫画雑誌や、書店でもBLのコーナーができるなど、人口に膾炙(かいしゃ)してきた傾向にあります。さて、それでは本題に入ります。
認知されたくない
ナマモノという概念は、オタクに明るくない方からすると何を指しているのかわからないかと思います。
ここでいうナマモノは生鮮食品ではなく、実在する(かつ基本存命の)人間を基にしたBLのことです。
具体例を出すと、男性声優や俳優などです。漫画やアニメなどのフィクションのキャラクターと違い、本人がいるジャンルです。そのため、特に棲み分け(ジャンルの違う人が間違って入ってこないようにする)が徹底しています。また、ナマモノを好むオタクは本人に認知されることを嫌いがちです。
このナマモノは、最近の配信者ブームで配信者のBLも含むようになりました。ここでいう配信者は、アバターをまとったVTuber(バーチャルユーチューバー)のような形態ではない動画をあげている方々のことを言います。
このように、ナマモノジャンルはその対象が生きている人間の場合に成り立つものです。
そのため、身近な人間に萌えることがあるのもこのジャンルでしょう。Twitterなどでも連日身内やたまたま見かけた男性に対するBL願望や報告がツイートされています。
琴線に触れた場合のみ対象に
BLのオタクはよく腐女子(腐男子)と呼ばれることがあります。彼女らは先述の通り身近な人間にも萌えることがありますが、決して見境なくそのような妄想をしているわけではありません。
なので、よく腐女子や腐男子に対してされる「俺でもそういう妄想したりするの?」という質問は多くの場合的外れです。
誰彼構わず妄想するわけではなく、彼女ら彼らの琴線に触れた場合のみ妄想の対象になることができます。
ここで一般の方に付け加えておくことがあります。彼女ら彼らは、自分がマイノリティだということを理解しています。特にナマモノのジャンルならなおさらです。そのため本人に妄想をぶつけるようなマナーのなっていないことはしません。逆に、彼女らが自分に対して、自分を対象としたBLの話をしてきたら相当仲が深まっているといえるでしょう。
BLはファンタジー
今までナマモノの話をしてきました。ですが、どちらかというとこの項で話す”ファンタジーとしてのBL”のほうがメジャーです。
こちらは皆様がBLと聞いて一番最初に思い浮かべるような、フィクションの男性キャラクター同士が恋愛するものです。
クロスオーバー(他作品間での絡み)やオメガバース(男女以外にαとΩという性別がある世界)が登場するのもこちらです。
ファンタジーなので、どちらかというとオープンな傾向があります(それでも閉じている世界ですが)。書店のBLコーナーにあるのもこちらです。
このコラムの筆者は男性なのですが、間違えてアンソロジーコミックを購入した時に初めてこの世界を知りました。
今はかなりきちんとゾーニング(境界線を引き、見たくない人の目に触れないようにすること)がされているのでこのような事故は減ったと思います。
一定数の腐女子は、私と同じようにアンソロジーコミックからこの道に入ったという方も多いです。
そして、この”ファンタジーとしてのBL”という見出しは、「現実と妄想の違いを理解できている」という意味もかかっています。
ナマモノにしろフィクションにしろ、腐女子も現実については深く理解しています。なので、現実で距離の近い男性同士に対して妄想や願望を抱くことはあってもそれを押し付けることはしません。
彼女らは虚構と現実を分けて楽しむことができる人種なのです。
一つの愛のカタチ
BLとは、一つの夢の形ということができます。それは、現実ではできないことだからです。
現実では、男性に対してぐいぐい行く”攻め”とぐいぐい来られる”受け”を同時に行うことはできません。
かわいい男の子を攻めつつ、かっこいい男性に愛されたいという欲求を同時にかなえる夢の手段、それがBLなのです。
この観点は一部百合(女性同士の恋愛模様に萌えること)にも通ずるところがあると思います。
自分を攻めにも受けにも投影することができるのです。
もちろん、投影したくない人もいます。そのような方々は、美しい男性同士が恋愛しているのを陰から見守るのを好む傾向にあります。
観葉植物や壁になりたいとよく耳にするのは、自分が入ることでその世界を壊しかねないという思いとそれでもその世界を見ていたいという矛盾する願いが生み出した言葉なのです。
恋愛に興味がないわけではない!
さて、ここまで聞くと「BL好きは男性同士の恋愛にしか興味がない」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、実際はそうではありません。
腐女子腐男子の方は現実とフィクションを分けて考えられるので、自分の恋愛に興味がないというわけではないのです。
それは、オタクがアニメやアイドルに夢中だったとしても恋愛をしたいと思うのと同じです。
なので、好きになった方が仮にBL好きだったとして、偏見を持つのはいけません。
趣味に貴賎なし。もし彼女さん(彼氏さん)が腐女子(腐男子)だったとしたら、ぜひ一度話をしてみてください。
自分の知らなかった世界が開けているかもしれませんよ。
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